フォーポイントバイシェラトン台北八里(バリ)は、全客室に温泉付きという珍しいリゾートホテル。台北駅からMRTとフェリーを乗り継いで約1時間でたどり着く、台北市内から少しだけ離れた場所にあります。
今回は1泊2日の滞在で感じた魅力を、写真と一緒にレポートしていきます。
マリオットプラチナ特典や朝食・館内情報も掲載しています。

台湾 八里 ホテルの基本情報とアクセス
新北市八里区に位置するフォーポイントバイシェラトンは、2023年に開業した比較的新しい台湾ホテルです。淡水河の河口近く、対岸に淡水の街並みを望む左岸河畔公園のすぐ目の前という立地です。
マリオット系列のフォーポイントブランドにおける「アジアフラッグシップ店」と公式に位置づけられている特別な存在で、全客室に温泉バスタブを備えるという独自の特徴を持っています。

立地・台北駅からのアクセス方法
台北駅からのアクセスは大きく分けて2ルートあります。
①MRT+フェリールート(おすすめ):台北駅からMRT淡水信義線で淡水駅まで約40分。淡水駅から徒歩7分ほどの淡水フェリーターミナルへ向かい、八里行きフェリーに乗船。船で約10分、八里フェリーターミナルに到着します。フェリーターミナルからホテルまでは徒歩約10分、またはタクシーで5分ほど。所要時間は合計1時間〜1時間20分。
②MRT+バス/タクシールート:MRT関渡駅で下車し、紅13番バスに乗り換えて約25分。または関渡駅からタクシーで約15分(NT$300前後)。
私はフェリールートでした。台北駅から電車に揺られ、淡水で降りて、フェリー乗り場までの短い散歩。淡水河を渡る10分間の船旅そのものが旅の始まりになります。荷物が多い人や悪天候の日はタクシー利用が無難ですが、晴れた日のフェリーは特別な体験になりました。
周辺の観光スポットと施設
ホテルから徒歩10分圏内に十三行博物館、左岸河畔公園、レインボーウォークなどがあります。観音山国家風景区へは車で15分。八里老街でB級グルメを食べ歩くのも徒歩圏。ホテル前にはレンタサイクルもあり、自転車で淡水河沿いを走る台湾人観光客の姿も多く見かけました。リゾート気分を楽しむには十分すぎる環境です。
デラックス・リバービュー客室の全貌
今回宿泊したのはデラックス・リバービュー(ダブルベッド2台・定員2名)。1泊NT$6,667(2026年3月時点・税サ込み)でした。フォーポイントの中ではミドルクラスの部屋タイプですが、この後ご紹介する通り、設備は十分すぎる内容です。

淡水河ビューの内装とベッド・設備
部屋に入ってまず目に入るのは、奥の窓いっぱいに広がる淡水河の景色。客室は縦長のレイアウトで、入って右手にバスルームエリア、左手にミニバーとデスクスペース、その奥にベッド2台が並びます。床は木目調で、壁はホワイトレンガとブルーグレーのコンビネーション。アート作品が壁面に2点飾られていて、ビジネスホテルというよりは小さなギャラリーのような落ち着きがあります。

デスクにはUCCのコーヒーマシンが置かれていて、スペシャルブレンドとリッチブレンドのカプセルが各2個ずつ。水ポットはガラス製でデザイン性が高く、新しかったです。

ホテルの開業がここ数年なので、ハードが全体的に新しくてどれも使いやすい印象でした。
ミニバーには台湾ビール、ペプシ、7UP、黒丸の仙草ゼリードリンク、冬瓜レモンゼリードリンク、Bogariのスパークリングウォーター(場合により有料)。
スナックトレイには淡水鮮魚酥や天天bites綜合堅果といった台湾ローカル菓子と、M&M’s・Twixがありした。

プラチナ会員の場合、すべて無料だそうです。

窓辺からの景色がこの部屋の主役です。日中は淡水河の対岸に淡水の街並みが見え、左岸河畔公園の緑と展望塔、レインボーウォークが眼下に広がります。夜は対岸の灯りが水面に映り、夜景もまた違う表情を見せてくれました。

全室完備の琥珀美人湯と上質なアメニティ

このホテル最大の魅力は、全客室に備え付けられた温泉バスタブです。お湯の名前は「琥珀美人湯(Amber Hot Spring)」と言うそうで、塩化物泉で、沿岸部の天然ミネラルを豊富に含み、お湯が琥珀色に色づくのが特徴です。蛇口をひねって5分ほど経つと、透明だったお湯が画像で見せた通りの濃いアンバー色に変化していきます。色だけでなく、湯ざわりがとろりとなめらかで、上がった後も肌がしっとりするのが実感できました。

温泉は24時間いつでも使え、湯温も自分でレバーで調整可能。説明プレートには「長湯は避けてください」「体調が悪い時は使用しないでください」といった注意書きがありました。お湯は加水・加温なしのかけ流しではなく、塩化物泉を引いた循環式っぽかったです。

バスルーム自体も上質です。シャワーブースとバスタブが分かれた半屋外風の作りで、Activブランドのシャンプー・コンディショナー・ボディウォッシュは大型ボトルで備え付け。

洗面台にはST Reflectionの台湾製スキンケアパウチ、植漱口の柚子金萱茶マウスウォッシュ、紙包装のフェイスタオルが用意されていました。トイレはINAXのウォシュレット付き。バスローブも2着、ビニール包装で備え付けです。


朝食ビュッフェとマリオット会員特典
朝食はホテル1階のThe Mesh Kitchenでビュッフェ形式。マリオットの台湾 マリオット系列 プラチナ特典に該当する宿泊者は朝食2名分が無料になりますが、非会員や下位会員でも宿泊プランに朝食が含まれているケースがほとんどです。
The Mesh Kitchenの朝食ビュッフェサマリー
The Mesh Kitchenは大きな窓から朝の光が差し込む明るいレストランで、朝食提供時間は6:30〜10:30。台湾粥や蛋餅などの台湾朝ごはんの定番から、洋食ライブステーション、フレッシュジュースバーまで、幅広いラインナップが揃っています。八里の地元食材を使ったメニューも見られ、リゾートホテルらしい工夫が感じられました。詳しいメニュー構成や味の感想は別記事で詳細レポート予定です。朝食ビュッフェの詳細記事は近日公開予定です。
なお、朝食を客室で食べたい場合は、ドアノブにかけるルームサービス用の朝食オーダーシートも用意されています。台湾風朝食NT$580、アメリカン朝食NT$580、ホットオートミールNT$160(いずれも+20%サービス料)から選択でき、前夜22時までに掛けておけば翌朝指定時間に届きます。


プラチナ・チタン会員のウェルカムギフト3択
マリオット ボンヴォイのプラチナ/チタン/アンバサダー会員には、滞在中のウェルカムギフトとして以下の3択が用意されています。

- 朝食2名分(毎日)
- ボンヴォイポイント500点付与
- ドリンク券2枚
ドリンク券はThe Mesh Barで使え、コーヒーやクラフトビール、デザートとも交換可能でした。フォーポイント 八里 プラチナ会員以上の方は、フロントで案内カードを受け取った時点でこの選択肢を伝えれば即座に対応してもらえます。チェックイン後でも変更可能とのことでした。


料金
台湾でマリオット系列のリゾートを探している方にとって、フォーポイントバイシェラトン台北八里は価格帯と内容のバランスが取れた選択肢です。最後に料金感と予約のコツをまとめます。
シーズン別の料金感(実際の宿泊価格)
私が宿泊したデラックス・リバービュー(2026年3月時点)の料金は1泊(週末)NT$6,667(税サ込み)でした。同じ部屋タイプでもシーズンによって料金は変動します。
- 平日・オフシーズン:NT$5,500〜NT$7,000程度
- 週末・祝日:NT$7,500〜NT$9,500程度
- 連休・春節・夏休み:NT$10,000以上になることも
部屋タイプ別では、最安のスタンダード・マウンテンビューが平日NT$4,500前後から、最上級のスカイラインリバースイートはNT$15,000以上。リバービューとマウンテンビューでは2,000〜3,000元の価格差があります。八里の魅力はやはり淡水河ビューなので、可能であればリバービュー以上をおすすめします。


