【半導体編】台湾企業の給料、年収はいくら?【2026年最新】

台湾企業給与形態

台湾企業・半導体業界の平均年収、中央値を解説していきます。

グローバル市場で存在感を示すTSMC(台灣積體電路製造股份有限公司)やMediaTek聯發科技股份有限公司)などの企業に関心が集まる今、実際の給与水準や台湾ならではの給与形態ってどんなんだろう?と気になっている方も多いと思います。

本記事では業界の年収データから台湾半導体業界の年収・給与形態、日本との違い、さらに台湾の半導体業界に転職したい方向けに台湾での情報収集方法を解説します。

台湾半導体業界の年収

台湾の上場半導体業界における平均年収は227.8万台湾元(日本円約1,129万円)で、全産業平均の69万台湾元を大きく上回る水準となっています。

他を圧倒していますよね…

日本・世界的にも有名なTSMC(台積電)の非管理職従業員の2024年平均年収は339万1,000台湾元(約1,670万円)に達しており、前年比で19%も増加しています。

ちなみに台湾だと、修士課程修了のエンジニアであれば初任給から年収200万台湾元(約890万円)に達する可能性もあり、人材の希少性が伺えます。

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トップ10の半導体企業の中央値

では、よりリアルな数値を見ていきましょう。

トップ10の台湾半導体企業の中央値はにおける年収中央値を企業別に見ると、ファブレスメーカー(IC設計企業)が特に高い水準を示しています。

トップ10のうち9社はファブレスメーカーです。

2024年のデータでは信驊科技が非管理職従業員の給与中央値でトップとなり400.4万台湾元(約1,992万円)

​ちなみにTSMCは264.5万台湾元、およそ1,226万円。凄まじい数字ですが、年収ランキング一位ではない理由は従業員の多さが現れていると思われます。

現在、TSMC本社で76,000人程度の従業員がいるそうです。また、そのうち約半数がマスターの学位を持っているそうです…

台湾における年収ランキング

台湾全体の職種別年収ランキングを見ると、パイロットが276万1,000台湾元(約1,223万円)で最高額となり、医師が185万3,000台湾元(約815万円)で続きます。

業界別では金融・保険業が平均月収100,390台湾元と高く、電気・ガス供給業が95,603台湾元、出版業や音楽映像制作業が79,142台湾元となっています。

半導体業界は平均年収96万9,000元(約440万円)で業界全体としても高水準に位置していますが、職種や企業規模によって給与幅が大きいのが特徴です。

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台湾の年収水準

台湾全体の平均年収は2024年時点で69万台湾ドル(約364万円)程度とされており、日本の平均年収約460万円と比較すると約100万円の差があります。

2024年9月の正社員の平均月収は46,984元(約233,784円)前年同月比3%超えを記録し、残業代やボーナスを含めた平均月収は60,984元(約303,446円)で前年同月比で6.29%となっています。

大手求人サイト「104」の調査によると2024年の平均月収は4.7万元で、前年比5.35%上昇しており賃金は着実に増加傾向にあります。

最低賃金は2024年時点で月給27,470元(約13万円)、時給183元(約868円)と日本よりは低いものの、生活費が抑えやすく所得税も比較的軽いため実質的な生活水準は単純な年収比較だけでは測れません。​

ただ、2026年1月1日に月給29,500元(約146,187円)、時給196元(約971円)に改定されたので、今年はさらに上がら可能性があります。

台湾の給与形態

日本との比較

台湾独自の給与形態として13ヶ月給与(または14ヶ月給与)という制度があり、基本給の1ヶ月分相当が年末にボーナスとして支給されます。この13ヶ月給与は法律で義務付けられており業績に関係なく全従業員に支給されるため、日本の賞与とは性質が異なります。

さらにテクノロジー企業では業績ボーナスとして約4ヶ月分が支給されることも多く、月給の30%増に相当する収入増となります。

タイガーエア台湾では2025年になんと平均12.8ヶ月分の春節ボーナスを支給し、最大で17.4ヶ月分を受け取る従業員もいました。日本では年2回の賞与が一般的ですが、台湾では13ヶ月給与に加えて業績連動型のボーナスが上乗せされる仕組みとなっています。​

Ptt「Tech_Job」とは(台湾で就職・転職される方向け)

Pttは台湾最大級の電子掲示板で、その中の「Tech_Job」カテゴリはテクノロジー業界で働く人たちが給与や転職、キャリアについて情報交換する場となっています。

このコミュニティでは半導体企業や外資系IT企業の給与水準、働き方に関するリアルな声が日々投稿されており、台湾のテック業界で働く人にとって貴重な情報源です。私も実際ここで情報を探したこともありました。

日本で働く台湾人や日系企業に勤める人の体験談も投稿されており、日台間の給与比較や労働環境の違いについて生の声を知ることができます。

掲示板では具体的な年収額や企業名が挙がることも多く、転職やキャリアアップを考える際の参考情報として活用されています。​

Ptt「Tech_Job」の使い方

使い方は簡単です。

「知りたい会社名 Ptt Tech_Job」をグーグル検索するだけです。

アクセスすると、掲示板内では「[請益]」(質問)、「[心得]」(体験談)、「[情報]」(情報共有)といったタグで投稿が分類されており、自分の知りたい情報を効率的に探せます。

投稿では企業名や職種、年収レンジが具体的に書かれていることが多く、半導体業界での給与交渉や転職活動の参考になります。ただし、匿名掲示板のため情報の真偽は自己判断が必要で、複数の投稿を照らし合わせながら相場観を掴むことが大切です。​

結論と今後の展望

台湾の経済状況と給与への影響

台湾経済は2025年にAI需要の恩恵を受けて年間経済成長率7.37%という15年ぶりの高水準を記録する見込みです。

この好調を支えているのが世界最大の半導体メーカーTSMCを中心とした電子機器の輸出で、TSMCは世界の最先端チップの90%以上の生産を担っています。

2024年第3四半期の経済成長率は8.21%に達し、予想を0.57ポイント上回る結果となりました。こうした経済成長が半導体業界の給与水準を押し上げており、TSMCの非管理職平均年収は前年比19%増と大幅に上昇しています。​

今後の動向と注目ポイント

今後も半導体業界への需要は高速コンピューティングとAIの普及により持続する見込みで、2025年の台湾経済成長率は3.10%と予測されています。

米中関係の不確実性はあるものの、電子製品への需要復活と台湾の貿易政策調整により投資は勢いを保つと見られています。

台湾の平均給与は年々上昇しており、2024年の平均月収は前年比5.35%増となるなど賃金上昇トレンドが続いています。半導体業界で働く人材への需要は引き続き高く、特にAI関連技術を持つエンジニアの給与水準はさらに上昇するでしょう。

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