「台湾=南国だから、2月でも余裕でしょ!」
正直な話、この思い込みで渡航して、現地の空港に降り立った瞬間に後悔する人がめっちゃいます。実は私も昔、ペラペラのパーカー1枚で行って、台北の冷たい雨に打たれて震え上がった経験があります。
結論から言うと、2月の台湾は「場所」によって天国と地獄ほど気候が違います。
台北は、雨続きで骨まで冷える「湿った寒さ」。逆に南部の高雄は、半袖でも過ごせるほどの「ポカポカ陽気」。このギャップを知らずに行くと、服装選びで必ず失敗します。
さらに2026年の2月は、中旬、14日〜22日頃に「旧正月(春節)」の大型連休が直撃します。この時期は街の様子もガラッと変わります。
この記事では、台北・台南・高雄を何往復をした私が、気温データだけでは分からない「体感温度」の真実と、絶対に失敗しない服装の正解を、エリア別に分かりやすく解説します。
また、2月の台湾各地のおすすめイベントも多数紹介してます!
台湾の2月の天気・気温の特徴【北部と南部で全く違う】
台湾は九州より小さい島だが、天気は真っ二つに分かれます。
「台湾の天気」と一括りにせず、ご自身が行くエリア(台北なのか、高雄なのか)に合わせて準備をすることが、快適な旅への最短ルートになります。
台北(北部)は「湿った寒さ」で体感温度が低い
台北や九份(北側エリア)に行くなら、「日本の晩秋〜初冬」と同じ感覚でいてください。「最高気温19度」という数字を見ると暖かそうに感じますが、実際は少し違います。
理由は、台北特有の「日照時間の短さ」と「湿度の高さ」です。
2月の台北はとにかく雨が多く、しとしとと降り続く雨のせいで湿度が常に80%を超えていて、湿気が服の隙間から入り込んで、体温を奪っていくんです。
実際に現地を歩いてみると、気温15度でも体感は10度以下に感じることがよくあります。「冷蔵庫の中にいるような湿った寒さ」といった感じです。風が吹くたびに火鍋が食べたくなります。
高雄(南部)は「ポカポカ陽気」で過ごしやすい
一方で、新幹線で南に1時間半ほど下った「高雄(カオション)」や「台南」は、まるで別世界です。
北部のどんよりした空が嘘のように、南部は晴天率が高く、日中は汗ばむほどの陽気になります。最高気温が25度を超える日も珍しくなく、街中では半袖姿の人もたくさん見かけます。

「同じ国でここまで違うのか!」と驚くと思いますが、これが台湾の面白いところ。日中は日差しが強くて「暑い」と感じるほどですが、朝晩は17度前後まで下がるので少しヒンヤリします。
南部に関しては、ガッツリ防寒というよりは「体温調節」が肝になりますね。日本のゴールデンウィークくらいの気候をイメージしてもらうと、一番近い気がします。
日本(東京)の気温との比較データ
具体的な数字で比較してみましょう。東京の2月と比較すると、その差がよく分かります。
| 都市 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | 服装の目安 |
| 台北 | 16.5℃ | 19.6℃ | 14.2℃ | コート・ダウン必須 |
| 高雄 | 20.3℃ | 24.7℃ | 16.7℃ | 長袖シャツ+羽織り |
| 東京 | 6.1℃ | 10.9℃ | 2.1℃ | 冬の重装備 |
※東京は気象庁のデータを参照(参照データ:気象庁)

データだけ見ると、「台北も東京より10度高いじゃん」と思うかもしれません。でも、ここで思い出してほしいのが、さっき話した「湿気」と「暖房事情」です。
数字上は暖かくても、台湾の室内には基本的に暖房がありません。ホテルに戻ってもひんやりしていることが多いので、体感的には表の数字マイナス3〜5度くらいで見積もっておくのが、現場を知る人間の鉄則です。
【画像で解説】2月の台湾旅行、失敗しない服装の正解
「じゃあ、どんな服を持っていけばいい?」という疑問に、男女別の理想の服装を在住7年目なりの回答をさせていただきます!
台湾、特にこの時期は、外は寒くてもデパートの中は冷房(!)が効いていたり、逆にバスの中は蒸し暑かったりと、体感温度がジェットコースターのように変わります。
一枚の分厚い服で調整しようとするのが一番の失敗パターン。脱ぎ着しやすい服を重ねるのが、旅慣れた私の結論です。具体的な組み合わせを見ていきましょう。
台北・九份に行くなら「冬のコート+マフラー」
台北や九份を歩くなら、日本の11月下旬〜12月上旬くらいの服装がベストです。
- アウター: ウルトラライトダウン、トレンチコート、または風を通さないマウンテンパーカー。
- トップス: ヒートテック+ニットやトレーナー。
- 小物: マフラーやストール。


特に九份は海からの風が直撃するんで、台北市内よりもさらに寒いです。傘をさしても濡れることがあるんで、フード付きのアウターだと安心です。
台中・高雄に行くなら「薄手長袖+羽織りもの」
一方で、台中より南に行くなら、重たいコートは不要で、基本は「春の装い」でOKです。
- 日中: 薄手の長袖Tシャツ、または半袖+シャツ。日差しが強いので、紫外線対策で薄いパーカーがあると便利です。
- 朝晩: 気温が下がるので、Gジャンやカーディガンなど、サッと羽織れるものを一枚。
南部では「暑い!」と思ってカフェに入ると、冷房がガンガンに効いていて「寒い!」となることが日常茶飯事です。なので、脱ぎ着できない厚手のセーターなどは避けたほうが無難です。
2月ならではの台湾イベントと注意点【旧正月・ランタンフェスティバル】
2月の台湾旅行を計画する上で、避けて通れないのが「旧正月(春節)」の存在です。
日本の正月休みが終わってひと段落した頃に、台湾では「本当の正月」がやってきます。この時期は街のルールが完全に変わるため、知らずに行くと「店が開いてない!」「タクシーが捕まらない!」と路頭に迷うことになります。
今年(2026年)の「旧正月(春節)」期間の旅行はどうなる?
2026年の旧正月(春節)連休は、2月14日(土)〜2月22日(日)の9連休です。
特に注意が必要なのは、2月16日(大晦日)〜18日(元日翌日)の3日間です。

この期間は、個人経営の飲食店やショップはほぼ休業です。
「賑やかな雰囲気を味わいたい」という方以外は、この期間(特に前半)を外すと、お得で快適な旅行ができます。
幻想的な光の祭典「台湾ランタンフェスティバル」
「2月といえばランタン祭り!」と思っている方も多いですが、ここにも注意点があります。

実は、2026年の「台湾ランタンフェスティバル(国主催のメインイベント)」の開催地は南部の「嘉義」で、期間は3月3日からのため、2月に行ってもメイン会場はまだやっていません。
台北近郊で楽し見たい方は平渓(ピンシー)の「天燈節(スカイランタンフェスティバル)」がおすすめです。
ディズニー映画のワンシーンのように、無数のランタンが一斉に夜空に舞い上がるあの絶景です。2026年は2月27日(金)と3月3日(火)の2回開催される予定です。
2月末に旅行を計画しているなら、この2月27日の回を狙うのがベストです。ただし、会場へのシャトルバスは凄まじく混むので、ツアー利用がおすすめです。
公式サイト:サイト
早咲きの桜や花博など、この時期だけの楽しみ
旧正月の混雑や寒さを補って余りあるのが、この時期だけの「花」の魅力です。
- 陽明山の桜: 日本より一足早く、1月下旬から2月にかけて「寒桜」や「八重桜」が見頃を迎えます。台北市内からバスで行ける陽明山公園は、ピンク色のトンネルができるほどの美しさです。
寒くても、花が咲き始め、街が正月ムードで赤く染まる2月の台湾は、写真を撮るには最高のシーズンでもあります。

公式サイトはこちらから:https://www.flowersfestival.taipei/article.html?id=20
- 台北国際ブックフェア(台北国際書展)はアジア最大級の本の祭典です。今年は 2026年は2月3日〜8日に開催!
文化的な雰囲気を楽しみたい方には穴場のスポットです。私はほぼ毎年参加していますが、全く知らなかった本に出会えたり、面白そうな表紙をたくさん見ることができたり、本の紹介をたくさん聞けたりとめちゃくちゃ充実度高めのイベントです!


台北國際書展:
2月の台湾旅行でよくある質問(FAQ)
Q1. 2月は雨が多いって本当?雨具は必須?
A. 台北に行くなら「必須」です。折りたたみ傘はパスポートの次に大事だと思ってください。
正直な話、2月の台北は「週の半分くらい雨」ということも珍しくありません。しかも、日本のような夕立ではなく、霧雨のような雨が一日中しとしと降るイメージです。
現地のコンビニでも傘は売っていますが、質があまり良くないので、日本から軽量で丈夫な折りたたみ傘を持っていくのが正解。逆に南部(高雄など)に行くなら、雨の心配はほとんど入りません。
Q2. 旅費が安くなる時期(狙い目)はいつ?
A. 「旧正月明け」の2月下旬が狙い目です。
2月中旬(14日〜22日頃)の旧正月期間は、航空券もホテルも高騰します。しかし、この連休が終わった直後の「2月23日以降」は、旅行需要がガクンと落ち込むため、価格が底値になりやすいです。
しかも、この時期ならランタンフェスティバル(平渓)の2回目(2/27)にも合わせられるので、コストパフォーマンスは最高ですよ。
ただ、2月28日が祝日で三連休のため、ホテルは多少高い可能性もあります。
Q3. 結局、2月は台湾旅行のベストシーズンといえる?
A. 「暑いのが苦手な人」にとっては、隠れたベストシーズンです。
一般的にベストシーズンと言われるのは秋(10〜11月)ですが、2月には2月の良さがあります。
何より、夏場のような「殺人的な暑さと湿気」がありません。汗だくにならずに街歩きができるし、寒い中で食べる「火鍋」や「小籠包」の美味しさは格別です。
「雨対策」と「防寒」さえしっかりしていれば、観光客も(旧正月を除けば)比較的少なめで、かなり快適に過ごせます。
まとめ:2月の台湾は「準備」さえすれば最高に楽しめる!
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
「台湾は暖かい」という油断さえ捨てれば、2月は桜も咲き始め、ランタンが夜空を舞う、一年で最も情緒のある美しい季節です。
しっかり準備をして、風邪をひかずに、台湾旅行を楽しみましょう!


