「台中から花蓮は、地図で見るとすぐ隣なのに、なぜ移動がこんなに大変なの?」
中央山脈、日本統治時代にはには別の山脈に属する玉山と共に「台湾アルプス」と呼ばれていたこの山脈に隔てられたこの2都市間の移動は、台湾旅の中でも特に難易度が高いルートの一つです。
さらに、2026年1月現在、かつての主要ルートであった高速バスは既に運行を停止しています。
そこで本記事では、花蓮にスムーズに行けるように、最新のルートと値段、時刻表を詳しく紹介します。
【重要】台北からの花蓮行き高速バスは「運行停止」
まずは残念なお知らせから。
以前、台北(板橋・南港)と花蓮を結んでいた高速バス(客運)「北花線(回遊号:1580・1071・1663路)」は、2026年現在、定期便の運行を完全に停止しています。
運行停止の主な原因として2024年の地震による蘇花公路のダメージ、および台鉄の新型特急(EMU3000型)増発に伴う利用客の減少だそうです。
そのため、2026年1月現在はバス(客運)で行くことはできないのでご注意ください。
ただ、國道客運が【1918】という便名で週末限定で「板橋-南港-國道5號-花蓮」のルートで運行しています。
また、花蓮TPASSを持っている方は追加チケット不要で乗車可能だそうです。
1918のチケットは片道大人558元です。
台中から花蓮へのアクセス|3つのルート比較
2026年1月現在、台中から花蓮へ向かう現実的な選択肢は以下の3つです。
| ルート | 移動手段 | 乗車時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1. 最速 | 台中空港 ⇒ 花蓮空港(空路) | 約1時間 | 週3便のみ。早めの予約が必須。 |
| 2. 王道 | 高鉄台中 ⇒ 台北 ⇒ 花蓮(鉄道) | 約3.5〜4時間 | 本数が多く、王道。 |
| 3. 絶景 | 台中 ⇒ 高雄 ⇒ 花蓮(鉄道) | 約5.5〜6.5時間 | 台湾を半周。海の景色が最高。 |
【ルート1:最速】台中空港(RMQ)からの直行便|週3便の活用法
移動時間だけで言えば、飛行機が圧倒的に速いです。また、台湾の国内線に乗りたい方にはぜひおすすめです。
- 運行会社:マンダリン航空(華信航空 / AE)
- 運航日:毎週 水・金・日(1日1往復)※2026年1月現在
- 時刻表:※2026年1月現在
- AE731(台中発):18:00発-19:00着
- AE732(花蓮発):19:40発-20:40着
ただ、注意点として、台中空港は市内中心部から少し離れているため、タクシーやバスでの移動時間を1時間程度見ておく必要があります。

【ルート2:王道】台北経由で最新特急「EMU3000型」を乗り継ぐ

最も利用者数が多く、本数も安定しているのが台北経由です。
- 高鉄(新幹線):台中駅から台北駅へ(約1時間)。
- 台鉄(特急):台北駅から花蓮駅へ(約2時間〜2時間半)。
ここで狙うべきは最新車両「EMU3000型」です。普悠瑪などの車両も良いですが、揺れますし設備が少し古め。
EMU3000だと新車両で設備が申し分ないのはもちろんのこと、「騰雲座席(ビジネスクラス)」が備わっており、無料の軽食やドリンクサービスが受けられます。
ただ、EMU3000型は全席指定で立ち乗り不可(無座票なし)のため、事前のチケット確保が必要です。
予約は、乗車日の28日前からKlook、台鉄駅窓口、公式アプリ、などで予約可能。
台北から花蓮へのアクセスしたい方へ
台中以外の都市(台北市内や基隆など)からも含めた、より広域なアクセス情報を知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
【2026最新】花蓮への行き方完全ガイド!台北・各都市発のアクセス&鉄道予約を紹介
【ルート3:絶景】高雄経由の「南回り」で台湾を半周する

「急がないから景色を楽しみたい」という方には、台湾南端の海岸線を走る南回りルートがおすすめです。
写真のような景色が1時間ほどずっと続きます。
以前だと、かなり揺れが酷かったのですが、南廻線の電化完了により、以前よりも揺れが少なく快適になりました。太平洋の絶景を車窓から楽しめます。
- ルート:台鉄台中駅 ⇒ 高雄 ⇒ 台東 ⇒ 花蓮。
ちなみに、台中から花蓮まで乗り換えなしで走る直通列車(167次など)も1日1〜2便存在します。
【関連記事】桃園国際空港から花蓮へ直接向かう最短ルート解説
台湾到着後、台中へ寄らずに直接花蓮を目指す場合は、桃園空港から向かう全ルートを時刻表付きでまとめてあるものを御覧ください。
検証:台中空港の「待ち時間」vs 台北駅の「乗り換え」どちらが楽か?意外な結果が..
実際に移動してわかったのは、「台中市内在住・台中宿泊中なら、意外と台北経由の方が早いんじゃね?」ということでした。
台中空港(清泉崗)は市内から遠く、最速でもタクシーで35分程度で混んでいると1時間ほどかかります。
また、搭乗1時間前のチェックインが必要なため、合計の拘束時間は約3時間になります。それに花蓮空港に到着してから市内に着くまでおよそ30分は必要なので、最低3時間半は必要です。
しかも、花蓮着は19時過ぎなので当日はほぼ観光せずに終わる可能性が高いです。
一方、台北経由なら高鉄(新幹線)の本数が多いため、好きな時間に台中駅を出発でき、結果的にトータルの所要時間はほぼ変わりません。
「週3便のフライトに自分のスケジュールを合わせる」よりも、「1時間に何本もある鉄道を駆使する」方が、どの旅のスタイルにも合わせやすいと思います。
ただ、飛行機に乗りたい方は飛行機に乗りましょう。
まとめ
台中から花蓮への移動は、地図上の直線距離とは裏腹に、中央山脈という壁があるため「どう迂回するか」がポイントになります。
皆さんの旅に合ったルートが見つかれば嬉しいです。


